世界遺産に登録された景観のご紹介
2015年7月4日、シャンパーニュ地方の丘陵、メゾン、カーヴがユネスコの世界遺産リストに登録されました。それらは、シャンパーニュ地方のテロワールと社会の組織に深く影響を与えたブドウ畑、ブドウ供給地域、生産と販売の機能の中心となる村や都市空間です。景観に加え、地域経済の大部分、そして住民たちの日々の生活がこの遺産を巡って構成されており、この作用によってこれらの景観に普遍的な輝きをもたらしています。
世界遺産に登録されたこれらの景観は、シャンパーニュ地方の原産地統制名称の320のコミューンと、マルヌ県、オーブ県、エヌ県、オート=マルヌ県、セーヌ=エ=マルヌ県といったフランスの5県に広がっています。
オーヴィレ、アイ、マレイユ=シュール=アイの歴史的な丘陵地のブドウ畑:
これらはシャンパーニュの醸造に必要なブドウの供給地域として、ブドウが植えられた丘陵地であり、また代表的なブドウ栽培農村計画の特徴を示しています。ここでの生産ラインは、ブドウ畑の重要性、建築遺産、そしてカーヴで表現されます。
> 詳細については、ここをクリックしてください。ランスのサンニケーズの丘
Credits : Puget Amaranteこの景観はシャンパーニュの醸造プロセスと都市構造への影響における空間的統合を象徴しています。全体で地上と地下の生産プロセスの構成要素を示しています。
> 詳細については、ここをクリックしてください。エペルネのアヴェニュー・ド・シャンパーニュ
アヴェニュー・ド・シャンパーニュは、地上及び地下の生産という枠組みにおいて、無からの生産を示すよい見本です。実際にこの大通りには、ブドウ畑、産業建築物、カーヴ、宿泊施設や由緒ある建築物が集まっています。その歴史は、生産ツールと通信インフラ(パリへ、それから欧州の主要都市へ、そして最終的には全世界へ)の発展や代表的な建築物といった、シャンパーニュメゾンの誕生から、飛躍、そして現在までの歴史を物語っています。
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これら3つの景観には、シャンパーニュにおける生産プロセス全体が反映されています。